📋 この記事でわかること
- テレワーク・在宅勤務で電気代が増える理由と具体的な金額
- 在宅勤務の電気代を今すぐ節約する方法5選
- 電力会社を切り替えると月いくら節約できるかのシミュレーション
- 会社に電気代を請求できるのか(国税庁の按分計算式も紹介)
テレワーク・在宅勤務が広く普及し、「以前より電気代が高くなった」と感じる人が急増しています。総務省の家計調査や各種アンケートでは、在宅勤務者の電気代は月平均3,000〜8,000円増加するというデータもあり、年間にすると3.6万〜9.6万円もの負担増です。
しかし、この増加分は「電力会社の切り替え」と「日々の節電」を組み合わせることで、ほぼ相殺することも十分可能です。この記事では、電気代が上がる仕組みから具体的な節約テクニック、さらにお得な電力会社の選び方までを徹底解説します。
💡 ポイント
在宅勤務で電気使用量が増えた人ほど、電力会社切り替えによる節約効果は大きくなります。使う量が多いほど「単価の差」が金額差として拡大するためです。
テレワークで電気代が増える主な要因
在宅勤務で電気代が上がる最大の理由は、これまで「会社にいて使っていなかった時間帯」に自宅で電力を消費するようになったことです。特に日中のエアコン稼働が影響大です。具体的な要因と月額目安を見てみましょう。
| 要因 | 電気代への影響(月額目安) |
|---|---|
| PC・モニターの長時間稼働(8〜10時間/日) | +500〜1,500円 |
| エアコンの日中稼働(従来使っていなかった時間帯) | +1,500〜4,000円 |
| 照明の昼間点灯 | +300〜600円 |
| 電気ポット・コーヒーメーカーの頻繁使用 | +200〜500円 |
| 温水洗浄便座・給湯の使用頻度増加 | +200〜400円 |
特にエアコンの影響が大きく、猛暑・厳寒期のテレワーク時は電気代が月5,000〜8,000円増加するケースもあります。夏場は冷房、冬場は暖房の連続稼働が電力消費の大部分を占めるため、ここをどう抑えるかが節約の鍵になります。
⚠️ 注意
古いエアコンや古い冷蔵庫を使っている場合、消費電力が最新機種の1.5〜2倍になることも。10年以上前の家電を使い続けている場合は買い替えも検討する価値があります。
テレワークの電気代節約方法5選
1. 電力会社を切り替える(最大効果)
在宅時間が増えた分だけ、電力会社切り替えの節約効果は増大します。月500kWh以上使う在宅ワーカーなら、切り替えるだけで月2,000〜3,000円の節約になるケースがあります。工事不要・スマホから15分で申し込めるため、手間の割にリターンが大きい方法です。
2. ノートPCを使う(デスクトップより省エネ)
デスクトップPCの消費電力が200〜400Wなのに対し、ノートPCは20〜50Wと大幅に省エネです。1日8時間、月20日使用した場合、デスクトップからノートPCへ切り替えるだけで年間5,000〜10,000円の節約になることがあります。
3. エアコンは適切な設定で使う
夏は28度・冬は20度を目安に設定しましょう。サーキュレーターや扇風機を併用すると、体感温度を保ちながら設定温度を控えめにできます。設定温度を1度変えるだけで消費電力は約10%変わると言われています。フィルター掃除も月1回行うことで効率が改善します。
4. 作業部屋を決めて集中的に使う
リビング・寝室・書斎など複数の部屋を移動しながら過ごすと、それぞれで冷暖房・照明が必要になります。作業部屋を1つに固定することで冷暖房・照明の対象範囲を絞り、ムダを削減できます。
5. モニターの輝度を下げる
モニターの輝度を最大から60〜70%程度に下げるだけで、消費電力を20〜30%削減できます。画面が明るすぎると目の疲れの原因にもなるため、節電と健康の両方にメリットがあります。
✅ 節電テクのメリット
- 今日からすぐ始められる
- 初期費用がほぼかからない
- 電力会社切り替えと併用で効果倍増
❌ 節電だけの注意点
- 我慢しすぎると作業効率や体調に影響
- 1つあたりの削減額は小さい
- 単価が高い契約のままだと限界がある
つまり、「電力会社の切り替え(単価を下げる)」+「日々の節電(使用量を減らす)」の両輪で取り組むのが最も効果的です。
節約シミュレーション(在宅ワーカー・月500kWh)
月の電気使用量500kWh・契約50A(東京電力エリア)の在宅ワーカーが、大手電力から新電力に切り替えた場合の試算です。
| 項目 | 現在(東京電力) | 切り替え後(新電力) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 月額 | 約16,000円 | 約13,400円 | −2,600円 |
| 年額 | 約192,000円 | 約160,800円 | −31,200円 |
年間で約3万円の節約になり、これはテレワークによる電気代増加分をほぼ相殺できる金額です。さらに前述の節電テクを併用すれば、テレワーク前より電気代が下がることも珍しくありません。
会社に電気代を請求できる?
テレワークによる電気代の増加分は、会社の就業規則・テレワーク規定によって一部を負担してもらえる場合があります。国税庁は、在宅勤務手当のうち業務使用分について、以下のような按分計算式を示しています。
💡 国税庁の按分計算の考え方
業務使用分 = 電気料金 × (在宅勤務日数 ÷ 該当月の日数)× (1 ÷ 2)
※床面積按分などを組み合わせて算出します。詳細は勤務先・税理士にご確認ください。
会社によっては「在宅勤務手当」として毎月一定額を支給する制度を設けているところもあります。まずは自社のテレワーク規定を確認し、補助が受けられるかチェックしてみましょう。補助が出る場合でも、電力会社切り替えで基礎コストを下げておけば自己負担はさらに減らせます。
あわせて比較しよう
申し込む前に、料金の仕組みや特典の違いを比べておきましょう。
アルカナエナジーに申し込む(基本料金0円・単価一律)ドコモでんきに申し込む(dポイント最大20%還元・5,000円CB)Looopでんきに申し込む(市場連動型・解約手数料0円)
よくある質問(Q&A)
Q. 電力会社を切り替えると停電しやすくなりませんか?
A. いいえ。送電網はどの会社でも共通のため、電気の品質や停電リスクは大手電力とまったく変わりません。
Q. 切り替えに工事や費用はかかりますか?
A. 基本的に工事は不要で、費用もかかりません。スマートメーター交換が必要な場合も無料で行われます。
Q. 賃貸マンションでも切り替えできますか?
A. 個別に電力会社と契約している場合は可能です。ただし物件によっては一括契約でできないケースもあるため、管理会社に確認しましょう。
Q. 使用量が少ない一人暮らしでも効果はありますか?
A. 基本料金が0円や割安なプランを選べば、使用量が少ない世帯でも固定費を下げられます。
まとめ
- 在宅勤務では日中の電気使用量が増え、電気代が上がりやすい
- エアコンの設定温度や照明・パソコンの使い方を見直すだけでも節約になる
- 使用量が増えた家庭ほど、電力会社の切り替えの効果が大きい

